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ハンセン病の裁判は原告の勝訴となった。当然、原告だけが、賠償金を得る(本当は法律的には補償金という)という話になるが、それでは、裁判に参加していない人は、不公平とかんじたのだろう。法律的は、参加している人も参加していない人も同様に補償金を得た。少しの違いは、弁護士費用だけで、実質的に同じ補償金を得たのである。裁判に参加した人がちょっと不満であったかどうかは、わからない。しかしそれは大きな問題ではない。
得た補償金をどう使ったである。小生が聞いた範囲では、数百万円単位で、気前良く親戚などに配ったという話が多かった。自分のために使いなさいよ、といいたいところであるが、それは入所者の自由であろう。その理由というのは、自分がハンセン病であったために、親戚などが、いろいろ差別されたりしたであろう(事実であろうが)、ということであった。進学や就職や、そういうことに使いなさいという話も聞いた。勿論自分のために、立派な背広を作ったりした人もいた。縁起でもないと言われるかもしれないが、宮古では、亡くなられた時に、一番いい背広を着せてお棺にいれる習慣もある。そういう結果になった人もおられた。
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