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社会にでると:
3Kプロジェクトというハンセン病関連のブログに熊本の中さんのことが書かれている。社会の中に出ると、最初に一番タイヘンなのは病院受診とある。
それは私も聞いた。中さんは本名かどうか知らないが、社会では本名を使う。当然といってもいいが、いままで別の名前に慣れた人にはたまらない思いであろう。しかし、人によっては、本名を療養所で使っていた。ああ、そういう人は、別にタイヘンでもなんでもない。
別名があまりにも有名な人もおられる。現在の全療協の会長さんもそうだ。宮古では知らぬものもいないと思う。何回も宮古本因坊になられた。私が碁を打つときは、5目、6目、7目も置いた。油断していると必ず勝負に出られる。私は、本名を変えてもいいのではないかと考えたくらいである。まあ、ペンネームと同じと考えたらいいか。
社会に出てから、病院にいく苦痛というか、困難さは想像に余りある。しかたがないので、療養所にいくことが多い。私がいつも気にしていたのは、ある石垣島に住まれている患者さんであった。風邪をひいたり、怪我をしたり、それでも、宮古南静園を頼みとされていた。私は口をすっぱくして、石垣の病院にもいけるようにしなさい、と説得したのだが。
確かに、知らない医師に告白するのは辛いかもしれない。しかし、一度、友達になっておれば、色々便宜をはかってくれるはずである。医師、看護婦を味方にしましょう。
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