|
ハンセン病の文献をMedlineで統計を取るという膨大な 私が好きそうな発表がある。
Analysis of the leprosy literature indexed in Medline (1950-2007)
Dirl Schoonbaert, Veerle Demedts Lepr Rev (2008), 79,387-400.
タームはMycobacterium leprae と leprosyを検索。1950から2006年12月まで。 他の科目と比較するとハンセン病関係は 日本では少し有利である。それは、単科では、日本の雑誌一つは採用されている。また、英語抄録が採用されていれば、日本語でも内容が採録されている。(内科や皮膚科と比較しての話である)
言語 こういう面白い統計は初めて拝見しました。英語はMedline total で 13578,
296 割合は 77.39%,フランス語は 割合だけにしよう 3.56%, 日本語 2.09% ドイ
ツ語 4.33%, ロシア語 3.58% 私は圧倒的に英語に限定されると考えていたが、雑誌
採用の原理により、他の言語もあるのである。
さてハンセン病に限定すると、どうなるか。英語 14670 76.40%, フランス語 1666
8.68%, 日本語 530 2.76%, ポルトガル語 726 3.78%, スペイン語 653 3.40%,
ドイツ語 377 1.96%, ロシア語 200 1.04%
●上に書いた理由で、他の科と比較して、ハンセン病だけの論文の日本語採用率(全体に比較して)が有利なのは明らかである。皮膚科の場合、日本発行の雑誌は、日本皮膚科学会雑誌のみしかMedlineに採用されていない。(他に西日本皮膚科とか、民間の雑誌が多数ある)ハンセン病に関しては、日本ハンセン病学会雑誌への投稿の率が大。なお、採用されている論文は英訳が出ているものに限る。
記事の内容です。全部興味があるので、紹介しましょう。
Journal article(論文にあたるか) 90.28%
Case reports(症例報告) 8.31%
Letter(編集長への手紙) 6.79%
Review(総説) 5.38%
歴史的記事 4.09%
治検(有効とか無効とか) 2.45%
コメント(批評) 1.62%
Editorial 1.59%
Biography 1.33%
学会 0.72%
合計 100%
|
|